寝ながら稼ぐ121の方法

最近仕事でもやもやしていて、ついつい辞めたい病が発症します。非常に安直なのですが、楽に稼げる方法は無いかと思いながら本書のタイトルに惹かれて軽い気持ちで読んでみました。

感想としては、頭をガツンと殴られたような衝撃です。良い意味で完全に期待を裏切られました。成功者たる由縁の本質的なメッセージで溢れていて、あぁ確かにお金持ちはこういう人がなるんだろうなぁと納得。

お金は、労働の対価ではない。時間の代償でもない。努力の報いではない。価格は、かかった費用によって設定するものではない。賃金は、労働時間で計算するものではない。

お金、人間のために価値を創造する結果であり、生み出した価値の大きさに合わせて計算すべきである。

会社員をしていると、まさにこれだなと。時間の対価としてお金をもらっていると勘違いしがちです。ついつい作業ベースの脳に陥ってしまうのもこの発想が欠けているからなんでしょうね。思考停止に陥るとは本当に恐ろしいですね。

水を汲むより、川を掘る

毎回毎回水を汲むような仕事をしてはならない。川を掘って、水が流れる仕組みを作らなくてはならない。

資産と負債の本当の違い

裕福になる人は資産(現金の流れを生み出すもの)を取得し、負債(現金の流れを食いつぶすもの)を避ける。

では、取得した時に資産と負債になる違いは何か?

自分のためにだけ保有するものが負債となる。しかし、他人のために持つものは資産となり、現金の源となるのだ。

単純に自動車のリースやビデオレンタルと言った事業だけのことを言っているわけでは無いのでしょう。googleのように情報を提供したり、国が道を作ったりしてというのも結局は人のためにすることで、ビジネスになっているというわけですね。

後半は本書のタイトル通り寝ながら稼ぐための方法がたくさん書かれていますが、個人的には前半の方が印象に残りました。若いうちからしっかり会社で勉強してお金の本質を理解したり、誰もが嫌がる仕事をして経験を積みなさいとか、効率化を進めるためにはとにかく合理化が必要といったメッセージが印象に残りました。

生産性向上と口酸っぱく言いますが、生産性をあげるために色々な効率化が局所的にたくさん行われることで結局非生産的になっていきます。本当の効率化とは何か、改めて考えるきっかけになりました。トップオーダーでやらないと変わらないのでしょうね。

販管費が高いと言うのも、売るものが多すぎたり売り方が複雑だったり。結局は売るものすっきりさせてしまえば良い訳ですもんね。多様化をはかったがゆえに経費が圧迫して、そういう会社が多いのだろうなと。

でも、社員を辞めさせられない終身雇用型の日本式経営では効率化なんて夢なんでしょうね。本書では、今の時代安定していないと書いてましたが、日本のサラリーマンはまだまだ終身雇用にあぐらをかいていると思いますよ。一部なのかもしれませんけど。

総じて、本質を教えてくれるものすごく良い本です。

 

最後に、

市場浸透率が10%に達した時点で、マーケットリーダーの株を買おう

投資のところで、普及率が10%に達したときのリーディングカンパニーが今後も成長するという内容はなるほどなと思いました。IBMしかり、アップルしかり。そういう投資対象は何か無いかなと周りを見渡してみたら、我が家にはルンバ君がいました。お掃除ロボットはまだ10%には達していないようですが、irobotなんて投資対象としてどうなんでしょう。