【本紹介】NOをYESに変える「不動産投資」最強融資術

NOをYESに変える「不動産投資」最強融資術 安藤新之助 著

 

最も融資に渋いと有名な名古屋で16億3000万円にもおよぶ銀行融資を獲得した筆者の「融資獲得術」が書かれています。細かいノウハウだけでなく、ご本人の失敗談やビジネスパーソンとしての倫理観なども書かれており、厚さの割にとても読みやすい一冊でした。銀行の方との面談や事業計画を説明する際に虎の巻やチェックリストとしても使えそうです。

印象に残ったフレーズをまとめました。

銀行が1円でも貸したくない人、6つのタイプ

・1円を大切にできない人
・時間にルーズな人
・業績の悪い会社、預貯金の無い人
・カードキャッシングを頻繁にする人
・平気で嘘をつく人
・お金を借りられないと激怒する人

最後の項目は筆者の方も当てはまるような気がしましたが。。。
本書を通じて銀行員の方とのコミュニケーション、あくまで人間同士のやりとりなので礼節をもって、ビジネスとして振舞うことが重要であると強調されていたのが印象的でした。

融資を受ける場合だけに限らず、売り手や買い手、仲介、借り手貸し手など関係を問わない誠実な対応をきちんとすることが事業をやっていく上では大事なことですね。

 

審査中に必ず聞かれる10の質問フレーズ

・売り主の売却理由
・外部修復履歴
・購入理由
・周辺の入居率
・家賃相場
・奥様の連帯保証可不可
・自宅もしくはその他担保可不可
・相続財産の有無
・他行での借り入れ有無
・家族の資産状況

確かに聞かれそうです。これらの質問に答えられるには、あくまで本人が主体的に対応しているかどうかが大事になってくるのですね。上記の質問にはありませんが、「境界の杭は明確に打たれているのか?」などは本人が興味を持っていれば確実に確認しそうですし、そうでなければ答えられなさそうな気がします。

 

金融機関が大事にしている「融資の5原則」

・収益性
・公共性
・安全性
・成長性
・流動性

収益性や成長性、流動性などは融資を受ける上で必要だろうなと予想できたのですが、公共性については全く考えたことがありませんでした。銀行は預金者からお金を預かって運用しているので、融資先の判断基準に公共性の高い事業なのか否かといったことが加わってくるのですね。自分たちだけで拡がりがないような、そんなビジネスではだめだということですね。

主観と客観を盛り込めば信頼度は格段にアップする

本書では銀行員向けのプレゼンについての指南がたくさん盛り込まれています。前例を踏襲したり、右に倣う文化がある銀行を納得させるには、客観的な数値だけでなく、信頼できる権威のあるものの評価を受けていることを伝えることが重要だなと感じました。

 

我が家では今年の目標は住宅の住み替えによる売却益で次の投資資金を得て、新たな物件を購入することなのですが、この本書を参考にぜひ銀行の融資獲得にチャレンジしてみたいと思います。