こんにちは。サラリーマンランナーのとーとです。
年が明けるともうすぐ勝田全国マラソンの季節ですね。私は過去に2回ほど参加したことがありますが、初のサブ3.5を達成することが出来た思い出深い大会です。勝田は非常に歴史がある大会でボランティアの方を中心に安定した運営がされています。また、首都圏の大会にしては非常にエントリーしやすく、ランナーにとって非常にありがたい大会と言えるでしょう。ここでは、勝田全国マラソンでの自己ベスト更新に向けてコースの攻略を練ってみました。
勝田全国マラソンの特徴
コースの概要については公式サイトからもコース紹介がYouTube上にアップされているのでそちらを参考に。
全体的なレースの概要は次のような感じです。
- 真冬の大会で天候に恵まれることが多い。気温は低めなので防寒調節に注意。
- 周回コースで多少のアップダウンがあるものの、フラットなコースで好タイムが期待できる。
- 非常に伝統ある大会でランナーのレベルが高い!?。上手く周りのペースを活かして好タイムを叩き出そう!
スタートまで
東京方面から向かう方は特急ひたちなどのチケット取得はお早めに。すぐになくなります。勝田まで鈍行は厳しいので。。自動車で現地に向かう際も勝田駅周辺は駐車場がすぐにいっぱいになるので気をつけてください。私はおととしの大会の時にびびりすぎて水戸に停めてそこから電車で移動したりしました。
集合場所の石川運動ひろばはかなり広い公園です。当日は勝田駅から臨時バスが出ます。園内はほぼ芝生エリアのため、シート持参がお勧めです。ちなみに2016年の大会では前日まで雪が積もっていましたが、ボランティアのみなさんの活躍で当日の朝には完全に雪かき完了していました。勝田の運営は日本一といっても過言ではないですね、はい。

参加者は多いですがトイレもとんでもない数用意されています。マラソン大会というとトイレの設置状況が非常にきにありますが、それほど心配はいらないかなと。ランナーはスタート地点からひたちなか市文化会館方面に並ぶため比較的更衣室より(上図右上)のトイレの方が空いています。ちなみにトイレの間暇なので並んでいるランナー達の足元をずっと見てましたが、みんなアシックスなんですね。ファンランからガチランナーが増えるに連れて、アシックス率が高まる気がします。。
スタート~5kmまで
表町商店街を進んでいきます。ものすごい応援の人なのでテンションが上がるポイントです。紙吹雪が舞い、完全にお祭りモードになりますが、決して自分を忘れてはいけません。スタートの混雑も長くは続かないのであせらずに行きましょう。どこのレースでもそうですがランナーを掻き分けぶっ飛ばしていく人がいます。巻き込まれないように注意です。
1kmくらいで右に折れ、昭和通りに出ます。ここは延々と広い道が続くのでとても快調に走れます。ここでも我先にと焦るランナーとぶつからないように中央を走った方が良いです。レース序盤ということもありこの広い道で自分のペースをみつけたいところです。
レース中の勝田マラソンの給水&トイレの設置状況です。
給水所のご案内
給水所(8カ所) 7km、11km、16km、21km、26km、31km、36km、40km スポンジテーブル(6カ所) 12.5km、17.5km、22.5km、27.5km、32.5km、37.5km トイレのご案内
コース上に仮設トイレを9カ所設けてあります。また、ガソリンスタンドのトイレを借用しています。
仮設トイレ 6km、13km、21km、中間地点、26km、30km、31km、33km、36km ガソリンスタンド等 8km、15km、39km
参加者が多い分給水の列も長く設置されています。給水エリアの最初の列に突っ込まないようにしましょう。必ず人だかりが出来るので、そこは避けて後方で水を取るようにするとスムーズです。
5~10kmまで
5kmを過ぎると右に折れて少し細い道に入ります。これまでの道幅より一気に狭くなりますが、ばらけて走りやすくなります。6kmくらいで左に折れて245号線へ。5kmまでテンション上げて走っていた人たちが少しだれてくるポイントです。ほぼフラットなのでこの辺は気持ちよく走りたいですね。
10~15kmまで
245号をひたすら北上していきます。この辺はあまり応援の人が少ないのでちょっと寂しいかもしれませんが、途中で勝田マラソン最大の谷を通ります。この谷が少し道幅が狭くなるので下りは良いのですが、上りでけっこう渋滞します。道幅が狭いので無理に右側から抜かすことが出来ません。しばらくペースが落ちるのを織り込んで下りでペースを上げてもよいかと思います。
15km~25kmまで
東海村に入って、比較的田舎の県道が続きます。少し道路の舗装が悪い場所があって気になりますが、走りに影響があるほどでは無いです。ここまで来ると大分ランナーがばらけて来るので走りやすくなります。地元の人たちが個人エイドを用意してくれてたりと、非常にあたたかいエリアです。景色が変わりやすいので集中しやすいですが、しっかりとペースを守ることが大事です。個人的には、この区間でしっかりとタイムを作ることが勝田攻略の鍵になると思います。終盤のアップダウンに向けてきっちり計画タイムどおり行きたいところです。
25km~35kmまで
25km地点で常磐線を跨いだ橋を渡りますが、終盤に向けての第1の難関です。それほどきつい橋ではないはずなのですが、みんなペースが落ちるので周りに合わせると一気にだれるので注意です。ここから35kmまで、距離合わせのような感じのあるくねくねとしたコースになるのでモチベーションをしっかり保ちたいです。25kmまでと比べて沿道が閑散としているのもあって寂しく感じる区間です。ロッキーおじさんが出没してくれたら感謝して何とか頑張りましょう。
35km~ラストまで
第2の難関。よく3連坂と言いますが、走ってみるとどこから数えて3つなんだと言いたくなるような細かい坂が続きます。一つ一つはたいしたこと無いですが、足に来るので歩く人が続出します。遅くてもよいから走ることが大事です。とにかくここで歩いたりペースを落とすと心が折れます。このレースで一番苦しいポイントですが、ここを乗り切れば後は下り基調です。
37km過ぎくらいでスタート時に通った昭和通りに戻ります。スタートの時が嘘のように人がまばらになっています。沿道も賑やかになっているので応援の声も届きます。ここまで来たら後は気合。ただ意外と残りの距離があるのです。37kmで坂が終わった後に、ラスト5kmにどれだけ余力を残せるかが最後のポイントだと思います。行きとは異なり、昭和通りから折れたら残りは1km弱。ゴールに向かってスパートです!
ゴール後

ゴールすると記念にもらえる伝統の「完走いも」。毎年おいしく頂いています。実はほしいもって買うと結構するんですよね。
まとめ
全体的に、勝田はコースも比較的フラットで、景色も変わりやすく非常に走りやすいコースです。湘南国際などのように延々と水平線を眺めるようなことはないので精神的にも楽です。一方で、真冬開催のため防寒対策は怠り無く。2016もあと1日ずれていたら大雪でしたし、晴れていても風が強いなどコンディションによる影響は大きいと思いますので注意が必要です。
ボランティアの皆さんを中心とした伝統に裏づけされた大会運営は最高のマラソン大会と言えると思います。年越し&お正月でしっかりと練習を積むことが出来れば自己ベスト更新出来ると思います。みなさんの記録更新をお祈りしております。